梅雨時期の味方…五苓散

梅雨時期の味方…五苓散

昔、書道の先生に「あなたは繊細でとてもか細い字を書くのね…。」
「字は性格を表すって言うけど……初めて例外をみたわ……。」
と言われ、この世の常識に打ち勝ったような気がした「Yule庵 庵主Yule」です


友達のお母さんからの相談(要約)
・薬局に薬を買いに行ったら「五苓散(ごれいさん)」と言う漢方薬を勧められました
なんでもこの薬はいろんな病気に効くらしく、飲んでいたら予防にもなる…
と言われたんだが本当なのか…

この質問された瞬間の僕の気持ち…
「えっと………………………………………ねぇ…………………
…………………ん~とさぁ…………………………………………。
あのぉ~………………………………………。ほらぁ……………
………………………………なんていうか…………………………。
えぇぇぇぇぇぇぇぇぇっっっっ!!!!!!!!!!!!!!
!!!!!!!!!!!!
(無心)…………………………………………
………………………………………………………………………。」
(三点リーダ在庫一斉売り尽くしセール)


あまりにも衝撃すぎてどこから説明したらいいのか
かなり戸惑いましたよ。

この「五苓散」むちゃくちゃ簡単に言ったら「利水剤」
体の水分のバランスが崩れた時に使う薬です。

五苓散の適応症状をたった一言で簡単に説明するとしたら
「前日飲み過ぎた朝の二日酔い」みたいな時です。

胃がムカムカするのにやたら水分を欲しくなる
体が火照る
頭がガンガンする、または目が回る(めまい)
吐き気、むくみ、下痢etc
経験のある人ならなんとなくこんな症状を理解してくれるかもしれません。


特に今からの時期。雨も多く湿気が増えてきます。
その湿気からくる症状、代表的な感じだと「神経痛」とか「気鬱」とかでしょうか…
それ以外にも真夏の「暑気あたり」なんかにも使用できます
そんな症状にもかなり高い効果を得ることができます。

・口渇(口が渇く)や尿量不利(尿の減少)を目安に
水滞(体の水分が外に出ない)湿邪(湿気が悪さをする)の症状には
この「五苓散」は非常に効果があります。

なんでも効くというのは少々オーバーな表現ですがあながち嘘ではありません。
「身体が乾くことによって起こる症状(燥邪)」では
悪化させてしまう恐れがあるので使用を控えるほうがいいでしょう。

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