肌トラブルに…軟膏三種

肌トラブルに…軟膏三種

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友達の中国人に先日
「中国人は机意外なんでも食べる」って
日本人はバカにするけど日本人だって
なんでも食べるじゃないか!と言われ
「日本人は醤油に合わなければ見向きもしないんだ…」
と日本の食文化の根底を講義した「Yule庵 庵主Yule」です。

漢方系の軟膏として、最もよく見かけるのは(Yuleの自宅周辺の薬局に限る)
「紫雲膏」ではないでしょうか…この紫雲膏…はっきり言って赤紫色です
それも…ちょっと毒々しい…。

…でもこの「紫雲膏」軟膏なので体質などは
気にしないで使える皮膚の常備薬としておすすめできちゃいます。

主成分の「紫根」「当帰」は患部の血行を促進し
肉芽形成を促進してくれる上に解毒、抗菌、抗炎症作用で
傷や火傷なんかに非常に効果があります。
男性の髭剃り負けなんかには結構必需品…ただ…
紫雲膏の独特な香りが鼻の中いっぱいに広がるのが…ねぇ…

…後この軟膏のもう一つの特徴…乾燥系の肌トラブルに非常に強い
なので乾燥系のアトピーの方なんかも併用してお使いになられていたり…

今まで紹介して結構評判がよかったのは「ヒビ」や「あかぎれ」
…ヒドくなる前にハンドクリームがわりに使って見るのもおすすめです。
Yuleも肌が乾燥してヤヴァい時なんかは、だいぶお世話になったりします。

…ちなみに某有名「痔」のお薬にもこの成分が入ってたりします
なので痔なんかにも効果があったり…

乾燥系の紫雲膏に対してグジュグジュ系の肌トラブルには「神仙太乙膏」
火傷による水ぶくれとか…床ずれによる炎症…化膿性の炎症などに
使用します。

古い漢方の本なんかには「深い刀傷」「蛇や虫の噛傷」など…にも
効果があるんだとか…現代においては刀傷と蛇の噛傷の場合は速やかに
病院と警察に連絡したほうがより効果があると思います。

ですが…虫刺されとか、多少の傷なんかには使って見てもいいんじゃないかと…

あと、この軟膏は塗る…ってより
置くとか載せるとか盛る…ってイメージで使います。
さらにガーゼで蓋をしてあげるといい場合もあります。

患部の炎症と発熱を抑える「中黄膏」は打ち身やねんざ、腫れ物、おできなど…
患部に熱を持ってしまった炎症などに使って見ると良い軟膏です。

熱と炎症を鎮めるのでそれに対応したトラブルに使えます
実際Yuleは、ちょっとした傷病みで熱持ったり化膿しそうって時に
あらかじめ使ったりします。

今回紹介した三種類の軟膏…共通して
独特な匂いがします…
こうね…う〜ん…なんというか…
神仙太乙膏なんかはね…カレーっぽいし
紫雲膏はね…油臭…というか…
ホント独特…それともう一つ
ベッタリつけると服染まります…
特に紫雲膏の成分「紫根」は染物にあるくらい
なんで注意が必要です。

例えば一口に「ニキビ」っていうけれど…
乾燥性のカサカサしたニキビなんかには「紫雲膏」
ちょっと膿んだような感じのニキビには「神仙太乙膏」
赤く炎症を起こしているニキビには「中黄膏」…と…
今の肌・皮膚の状態をしっかり観察して使い分けていくことで
この軟膏…だけでなく漢方全般に言えることですが
バッチリとした効果を感じることができます。

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