本当に効くのか…葛根湯…

本当に効くのか…葛根湯…

そこそこいろんなところに記事の提供はしていても
いざ自分のブログの書き始めに
どんな記事から書いていこうか悩みすぎて
結局三ヵ月以上何もしなかった「Yule庵 庵主Yule」です。

唐突ですが!

漢方薬ってさ…って後にほとんどの人が…

・ 副作用のない穏やかな薬
・ 長期間服用して体質改善などに使う薬
・ なんかオカルトチック…
・ 効いてんだか効いていないんだかいまいちわからない

の異音同義の意見をよく聞きます。

まぁ…確かに…合ってるちゃ~合ってるんですが…
間違ってるちゃ~間違ってるかな…

正直、漢方薬は「体質」と「症状」にマッチしなければ
効果がないどころかむしろ悪化…
実際に過去体質に合わない漢方薬の処方のせいで
重大な医療事故なども起こっているのです…


それでは、漢方薬って?
…って疑問に、多分最も有名な漢方薬「葛根湯」で説明してみましょう。
「風邪をひいたら葛根湯」ってくらい「風邪薬の代表」的な扱いをされている…この葛根湯
この「葛根湯」の内容成分の中に「麻黄」ってのが入ってて
これがウイルスに効果があるんですが風邪に直接効いてるわけではありません…。
ちょっと詳しい方なら、葛根湯は風邪のひき始めに服用と効果がある…
なんて言う方もいらっしゃいますが…
これも合ってるっちゃ~合ってるし間違ってるっちゃ~間違ってて…

「葛根湯」をすごく簡単に説明すると「発熱・発汗を促す薬」なんです。
なので、熱が上がった状態では、効果がなかったり悪化させてしまいます。
…と言う事である意味「風邪のひき始め」って言うのは間違ってはいませんが
この葛根湯が効果を発揮するにはもう一つの条件があるんです…

この葛根湯が紹介されている漢方薬の原典「傷寒論」には
「葛根湯は、うなじや背中にこわばりがあり汗はかかずに
ゾクゾクとしている時」に使うと書いて入ります。

つまり葛根湯は「熱が上がり切らずになんか寒い…
そして汗をかいていない」って時に使用します。

それともうひとつこの「葛根湯」
肩こりの時なんかにも使用することがありますが
しこりみたいなコリがある肩こりじゃなくて
全体的に首筋から肩〜肩甲骨にかけて「張り」がある時
なんかはこの「葛根湯」は威力を発揮してくれます。
ただし常用する薬としてではなく
辛い時だけに飲む…それを心がけて欲しいです。

この葛根湯は、「桂枝湯」という風邪の初期症状に使う薬に
「葛根」「麻黄」って言う生薬を足した薬なんですが
この「麻黄」ってのが、エフェドリンが含有されて…云々。
エフェドリンとメタンフェタミンが…云々
なのでドーピング偽陽性…云々…なんて専門的な事を言っても仕方ないので…
えぇまぁ早い話結構強力な生薬なんです。
なのでこの麻黄にまけない体力がある人(かなり誤解のある言い方ですが)ってのも
この葛根湯を服用する条件の一つなんです…

「葛根湯」は風邪の初期症状と言うより、風邪の初期症状にありがちな
「筋肉のこわばりと寒気…そしてまだ汗もかかず熱が上がりきらない時に、体力が中程度以上の人」が
服用すると非常に効果があります。

このように漢方薬は「体質」と「症状」にマッチした時に、初めて最大の効果を発揮することができるのです。


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