高麗人参で元気100倍?

高麗人参で元気100倍?

最近友達に「お前元気なくせに、基本病弱だよな」と
不名誉な事を言われ軽く凹んでいる「Yule庵 庵主Yule」です。

娘「お医者様が、お父っつあんの病いに効くと言ってたお薬…買ってきましたよ」
父「おぃ…そりゃ…とても高価な薬じゃねぇか…」
娘「心配しないでくださいな」
父「まっ!まさか…オメぇ…吉原に身売りまでして…お父っつあんの為に…ゴホゴホ」
娘「気にしないでくださいな、私はお父っつあんと末長く暮らしたいだけなんですから」
父「俺がこんな体じゃなきゃ…オメェに苦労なんかさせてやらなかったのに…ゴホゴホ」
父「本当に…本当にすまねぇな…すまねぇ…なぁ…」
娘「お父っつぁんぁぁ〜ん」
父「娘ぇぇ〜〜っ」
…ト… 父娘強く抱き合う

…とかな、お涙頂戴モノの時代劇とかに出てきそうな
その高価な薬…その正体こそ「高麗人参」です(個人的見解)


なんか一時期ホントに高価な万能薬的扱いを受けていて「高麗人参」摂取したら
「万病平癒」「無病息災」「心身健全」から始まり最後にゃ「子孫繁栄」「家業向上」
はたまた「恋愛成就」「金運向上」「満願成就」…etc
高麗人参からすれば、高麗人参を信心されてる方々にここまで
プレッシャーをかけられるとは思っても見なかったことと思います。

高麗人参…別名「朝鮮人参」とか「お種人参」とかとも言われるこの生薬
ググってみると出るわ出るわ…病中病後の体力回復・精力増進
血流改善や滋養強壮、免疫力アップ、アンチエイジング…etc
どんどん怪しくなってくると「抗がん作用」だの「アトピー改善」だの「認知症予防」だの…
言葉が変わっただけで今でも当時から変わらない「万能薬」的な扱いを受けております。

…ここで疑問に思うのが「本当にここまでの効果があるのか?」ってことだと思います
まぁ確かにそこまでの効能があることは事実ではありますが…効くのか?って言われると
効く人には効くし、効かない人には効かない…そして合わない人には薬になるどころか
病状によっては悪化してしまうこともあります。

高麗人参の作用の一つに「興奮作用」があります。
興奮作用があると言うことは、つまり…一部の精神薬との相性が非常に悪い!
そしてこの興奮作用というのは、心臓に作用して血流を促して起こるものなのです…
ということは、心臓や血管等に疾患のある場合も服用に気をつけなくてはなりません
この血流増加によって「肌のかゆみ」などが出る人も注意が必要かもしれません
一回の摂取量を減らしたり回数を減らしたりしてコントロールすることで
調整しながら摂取してきましょう。

また、ED治療薬であります「バイアグラ」
性質上、滋養強壮としても有名な高麗人参と組み合わせて見たくなりますが
バイアグラにも高麗人参にも血管拡張作用がありますのでとっても注意が必要です。

個人的な見解ですがこの「高麗人参」の適応症状として
気力・体力が不足していて身体の冷えている人
胃に不調があって栄養を吸収しにくい方
などは常用サプリとして

身体がシャキッとしない…
病後の体力回復
(病中はその病気・症状によって合わない場合もあるので注意)
ストレス性の鬱
などはスポット的に使うサプリとして使用するといいかもしれません。

高麗人参の姉妹品(?)に「田七人参」と云う
なんとなく似たような生薬やサプリメントがあります。
高麗人参が「胃の症状からくる疲れ」に対し
田七人参は「肝臓の症状からくる疲れ」に使います…
(ってもこれも個人的な分類なんですが…)
ここら辺についても近いうちにまた詳しく書いてみようかと
思っております。

高麗人参は確かに適応症状が多い生薬であることは間違いありませんが
身体に何かしらの作用があるということは
やはり「体質」「症状」に適した服用を心がけるようにしていきましょう。

高麗人参に限ったことではなく、漢方薬、サプリメントや健康補助食品、栄養剤、滋養強壮薬…等
どんな効果効能があるのか?…ではなく、どのように作用するのか?という事を気にしてみると
自分の体質・症状に合ったものが見つかりやすくなるのかと思います。

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